26歳既婚、着物好き美容師の着物選び：黒い訪問着はあり？着物選びの疑問を解決！
26歳既婚、着物好き美容師の着物選び：黒い訪問着はあり？着物選びの疑問を解決！
この記事では、着物好きの26歳既婚女性が抱える着物選びの悩みについて、具体的なアドバイスを提供します。特に、黒い訪問着の選択、色留袖との比較、そして子供のお宮参りでの着物選びについて、着物に関する知識が豊富な私が、あなたの疑問を解決します。着物選びは、その方のライフスタイルや価値観を反映する大切なイベントです。あなたの着物ライフがより豊かになるよう、お手伝いさせていただきます。
着物に詳しい方、着物がお好きな方に質問です！
２６歳既婚です。
着物を購入しようと考えています。
今、私が持っている着物は、
・振袖 （藤色・白い桜が描かれていて、所々金色で桜の花を縁取る刺繍がしてある）
・訪問着 （グレー・四季の花が描かれている友禅。落ち着いた感じ）
・訪問着 （若草～黄色のぼかし模様・四季の花が描かれている辻が花、若々しい感じ）
・色無地 （黄土色・紋付） です。
振袖を買う時、本当は黒地に枝垂桜がドーンと描かれている着物に赤い半襟と帯揚げを合わせたかったんです。
でも母親に『ガラが悪く見える』と反対されてしまい、藤色になりました…。
それが今でも心残りで、せめて赤にすればよかった！と思っています。
今回、訪問着を購入しようと考えていますが、母とデパートに行ったときに、たまたま見つけてしまいました。
母親には『黒い訪問着なんて振袖を直したみたいよ』と言われてしまい、私の妹と弟が未婚のため、色留袖を買ったらと言われました。
確かに私の結婚式の時、和装では白無垢と黒の大振袖を着たんですが、大振袖は赤い襦袢と赤い半襟と帯揚げを合わせてもらって夢はかないました…。
・黒い総絞りに合わせるなら何色の半襟・帯揚げがいいでしょう。
・母の言うとおり、色留袖の方が使いむきがありますか？
・子供のお宮参りの予定があるので、その時に着ようと思いますが暗いですか？
・総絞り、素材は正絹、八掛を柄物にしてもらう、お仕立て代もろもろで、３５万です。
皆さんはどう思われますか？
ちなみに私は着物は好きですが、詳しくないですし、お手ごろな着物を購入し普段着にしてお出かけする事もありません。
美容師をしていて、着付けを習ったり、婚礼のお手伝いをしているので触れ合う機会は多い方です。
そんな私中途半端な私ですがよろしくお願いします！！
黒い訪問着、本当に「振袖のお直し」？着物選びの第一歩
着物選びは、洋服を選ぶのとはまた違った楽しみがありますよね。特に、着物にはそれぞれの着物の格や、着用シーンに応じたルールが存在します。今回の相談者様のように、着物への愛着がありながらも、知識や周囲の意見に迷ってしまうというのはよくあることです。まずは、黒い訪問着に対する疑問から紐解いていきましょう。
黒い訪問着の魅力と着こなしのポイント
黒い訪問着は、一見すると「振袖のお直し」という印象を持たれることもありますが、実は非常に洗練された印象を与えることができる着物です。黒という色は、他の色を引き立てる効果があり、帯や小物のコーディネート次第で、フォーマルにも、セミフォーマルにも着こなせる万能なアイテムです。特に、総絞りの黒い訪問着は、その質感とデザインで、上品さを際立たせることができます。
ポイント1：半襟と帯揚げの色選び
黒い訪問着に合わせる半襟と帯揚げの色は、着物の印象を大きく左右します。
- 華やかさをプラスしたい場合：赤、ピンク、紫などの鮮やかな色を選ぶと、顔色が明るく見え、華やかな印象になります。特に、赤は、お祝いの席にもふさわしい色です。
- 上品さを演出したい場合：白、グレー、シルバーなどの控えめな色を選ぶと、落ち着いた大人の雰囲気を演出できます。帯締めや帯留めでアクセントを加えるのも良いでしょう。
- 個性を出したい場合：大胆に、金や銀、またはビビッドな色を選ぶのも素敵です。ただし、全体のバランスを見て、派手になりすぎないように注意しましょう。
ポイント2：帯選び
帯は、着物全体の印象を決める重要な要素です。黒い訪問着には、様々な帯が合わせられます。
- フォーマルな場面：金や銀の格の高い袋帯を選ぶと、格調高い装いになります。
- セミフォーマルな場面：色柄の入った袋帯や、上品な名古屋帯を選ぶと、華やかさをプラスできます。
- 個性を出す：モダンなデザインの帯や、遊び心のある帯を選ぶのも素敵です。
ポイント3：小物使い
半襟、帯揚げ、帯締め、草履、バッグなどの小物は、着物姿の完成度を高めるために不可欠です。
- 色合わせ：着物、帯とのバランスを考え、統一感のあるコーディネートを心がけましょう。
- 素材感：季節感を意識し、夏は涼しげな素材、冬は温かみのある素材を選ぶと、よりおしゃれに見えます。
- デザイン：自分の個性を表現できる小物を選びましょう。
色留袖と訪問着：どちらを選ぶべき？
相談者様のお母様が「色留袖の方が使い勝手が良い」と仰っているように、着物の格は、着用シーンを選ぶ上で非常に重要な要素です。色留袖と訪問着、それぞれの特徴と、どのような場面で着用するのが適切かを見ていきましょう。
色留袖の特徴と着用シーン
色留袖は、未婚・既婚を問わず着用できるフォーマルな着物です。結婚式や披露宴、叙勲、祝賀会など、改まった席にふさわしい装いです。色留袖は、黒留袖に次ぐ格の高い着物であり、五つ紋が入っているものが正式な装いとされます。三つ紋、一つ紋の場合は、準礼装として、より幅広いシーンで着用できます。
色留袖のメリット
- フォーマル度の高さ：結婚式や披露宴など、フォーマルな場に最適です。
- 格の高さ：上品で落ち着いた印象を与えます。
- 幅広い年齢層に対応：年齢を問わず着用できます。
色留袖のデメリット
- 着用シーンの限定：フォーマルな場に限られます。
- 紋の有無：紋の数によって、着用できるシーンが異なります。
訪問着の特徴と着用シーン
訪問着は、未婚・既婚を問わず着用できる準礼装です。結婚式や披露宴、入学式、卒業式、お茶会、パーティーなど、幅広いシーンで着用できます。訪問着は、柄が肩から裾にかけてつながっているのが特徴で、華やかな印象を与えます。
訪問着のメリット
- 着用シーンの幅広さ：フォーマルからセミフォーマルまで、様々なシーンで着用できます。
- デザインの多様性：様々な色柄があり、自分の好みに合わせて選べます。
- 個性の表現：帯や小物とのコーディネートで、個性を表現できます。
訪問着のデメリット
- フォーマル度の限界：色留袖に比べると、フォーマル度はやや低くなります。
- 柄選び：年齢やTPOに合わせた柄を選ぶ必要があります。
今回の相談者様の場合、妹さんや弟さんが未婚であることを考えると、将来的に結婚式に招待される可能性も十分にあります。その際に、色留袖を持っていれば、重宝するでしょう。しかし、黒い訪問着も、帯や小物のコーディネート次第で、結婚式などのフォーマルな場にも着用できます。どちらを選ぶかは、あなたのライフスタイルや、着物を着用する機会を考慮して決定するのが良いでしょう。
子供のお宮参りに黒い訪問着はあり？
子供のお宮参りは、人生の節目を祝う大切な行事です。どのような着物を選ぶかは、お祝いの気持ちを表現する上で重要です。黒い訪問着を、お宮参りに着用することは、全く問題ありません。ただし、いくつか注意すべき点があります。
お宮参りの着物選びのポイント
ポイント1：季節感
お宮参りの時期に合わせて、着物の素材や色を選ぶことが大切です。
- 春・秋：単衣や袷の着物を選びましょう。
- 夏：薄物（絽や紗）の着物を選びましょう。
- 冬：袷の着物に、防寒対策として羽織やショールを着用しましょう。
ポイント2：色柄
お宮参りは、お祝いの席ですので、明るく華やかな色柄の着物を選ぶのがおすすめです。
- おすすめの色：淡いピンク、水色、黄緑、クリーム色など、優しい色合いの着物が人気です。
- おすすめの柄：吉祥文様（鶴、松竹梅、菊など）、季節の花柄など、お祝いの席にふさわしい柄を選びましょう。
ポイント3：小物
帯や小物のコーディネートで、着物全体の印象を格上げしましょう。
- 帯：袋帯や、格の高い名古屋帯を選びましょう。
- 小物：帯揚げ、帯締め、草履、バッグなど、着物とのバランスを考え、統一感のあるコーディネートを心がけましょう。
黒い訪問着を着用する場合は、帯や小物を明るい色でコーディネートし、華やかさをプラスしましょう。例えば、帯に金や銀の刺繍が入ったものを選んだり、帯揚げや帯締めに鮮やかな色を取り入れたりするのも良いでしょう。また、お宮参りは、赤ちゃんを抱っこすることが多いため、着崩れしにくいように、着付けをしっかりとしておくことが大切です。
総絞りの訪問着：価値と着こなしのヒント
総絞りの着物は、その独特の風合いと高級感から、多くの着物愛好家に愛されています。相談者様が検討されている総絞りの訪問着は、正絹で、八掛を柄物にするというこだわりも素晴らしいですね。この章では、総絞りの訪問着の価値と、着こなしのヒントについて解説します。
総絞りの訪問着の価値
総絞りの着物は、職人の手作業によって作られるため、非常に手間と時間がかかります。そのため、一般的な着物よりも高価になる傾向があります。正絹の総絞りは、その風合いと光沢が美しく、高級感を演出します。八掛を柄物にすることで、さらに個性を出すことができます。
総絞りのメリット
- 高級感：独特の風合いと光沢が、高級感を演出します。
- 個性：手作業で作られるため、一つとして同じものはありません。
- 着心地：伸縮性があり、着心地が良いです。
総絞りのデメリット
- 価格：高価です。
- お手入れ：デリケートな素材のため、お手入れに注意が必要です。
総絞りの着こなしのヒント
総絞りの着物は、その存在感から、着こなしが難しいと感じる方もいるかもしれません。しかし、ポイントを押さえれば、上品で洗練された着こなしが可能です。
ポイント1：帯選び
総絞りの着物は、帯によって印象が大きく変わります。
- フォーマルな場面：金糸や銀糸が織り込まれた格の高い袋帯を選ぶと、格調高い装いになります。
- セミフォーマルな場面：色柄の入った袋帯や、上品な名古屋帯を選ぶと、華やかさをプラスできます。
- 個性：モダンなデザインの帯や、遊び心のある帯を選ぶのも素敵です。
ポイント2：小物選び
小物は、着物全体の印象を左右する重要な要素です。
- 半襟：白や淡い色を選ぶと、上品な印象になります。
- 帯揚げ：着物や帯の色に合わせて、アクセントになる色を選びましょう。
- 帯締め：着物や帯の色に合わせて、全体のバランスを考えましょう。
- 草履：着物の格に合わせて、草履を選びましょう。
ポイント3：ヘアスタイルとメイク
着物姿をより美しく見せるためには、ヘアスタイルとメイクも重要です。
- ヘアスタイル：着物の雰囲気に合わせて、アップスタイルやまとめ髪にすると、上品な印象になります。
- メイク：着物の色柄に合わせて、ベースメイクを整え、ポイントメイクで華やかさをプラスしましょう。
着物選びのヒント：後悔しないために
着物選びは、一生に一度の買い物になることもあります。後悔しないためには、以下の点に注意しましょう。
自分のライフスタイルを考慮する
着物を着用する機会は、人それぞれ異なります。普段から着物を着る機会が多いのか、特別な日にだけ着るのか、自分のライフスタイルを考慮して、着物を選ぶことが大切です。普段着として着物を楽しみたい場合は、お手入れが簡単で、カジュアルな着物を選ぶのも良いでしょう。特別な日に着物を着たい場合は、フォーマルな着物を選ぶと良いでしょう。
着物の格を理解する
着物には、それぞれ格があります。結婚式やパーティーなど、TPOに合わせて、適切な格の着物を選ぶことが大切です。着物の格を理解していれば、どんな場面でも自信を持って着物を着用できます。
試着する
着物は、実際に着てみないと、似合うかどうか分かりません。必ず試着して、自分の体型に合うか、着心地が良いかを確認しましょう。試着する際には、帯や小物も合わせてコーディネートし、全体のバランスを確認しましょう。
専門家に相談する
着物選びに迷ったら、専門家に相談するのも良いでしょう。着物専門店や呉服店では、着物に関する様々な相談に乗ってくれます。自分の好みや予算、着用シーンなどを伝えて、最適な着物を選びましょう。
着物選びは、奥深く、楽しいものです。様々な着物に触れ、着こなしを研究することで、あなたの着物ライフは、さらに豊かになるでしょう。
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まとめ：着物選びを楽しもう！
着物選びは、自分の個性を表現し、日本の伝統文化に触れることができる、素晴らしい機会です。今回の相談者様のように、着物への愛着がありながらも、様々な悩みを抱えている方は少なくありません。この記事を通して、あなたの着物選びに関する疑問が少しでも解決し、着物ライフがより豊かになることを願っています。黒い訪問着の選択、色留袖との比較、お宮参りでの着物選びなど、着物に関する様々な疑問について、具体的なアドバイスを提供しました。着物選びは、あなたのライフスタイルや価値観を反映する大切なイベントです。ぜひ、着物選びを楽しんでください。
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